ノードの評判管理

美といふものは手を触れたら火傷をするやうなものだ。

三島由紀夫 「禁色」

他の暗号通貨ネットワークと同様、NEMのネットワークはpeer-to-peer(P2P)ネットワークです。 P2Pネットワークには単一の参加者を除外してもシャットダウンできないという意味での堅牢性を持つという利点があります。 とはいえ、過去数年間の経験からP2Pネットワークには特有のデメリットがあることも明らかになりました。 ネットワークへの参加者は匿名で、誰でも加わることができます。 このことは、害意のあるノードがネットワークに紛れ込み、正しくない情報を撒き散らすなどしてネットワークを妨害することが可能になることを意味しています。

そのようなノードを同定して、コミュニケーションの量を減らすような仕組みが必要です。 これを達成する方法はいくつかありますが、もっとも有望なもののうちの一つがノードに対する評判システム(reputation system)を作ることです。 NEMはEigenTrust++に似たアルゴリズムの評判システムを実装することで、このアプローチを実現しています。 このセクションではそのアルゴリズムの概略を述べます。

より詳細な議論についてはEigenTrustEigenTrust++のオリジナルの論文を参照してください。

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